高齢者肺炎球菌ワクチン定期接種における ワクチン切替えに伴う未使用在庫の費用補填等を求める要望書

  • 月曜日, 1月 26 2026 @ 05:46 pm JST

令和8年1月23日

厚生労働大臣 上野 賢一郎 様

福井県 健康医療局保健予防課 御中

福井県保険医協会

会長 津田 武嗣

高齢者肺炎球菌ワクチン定期接種における

ワクチン切替えに伴う未使用在庫の費用補填等を求める要望書

 2026年4月1日より、高齢者向け肺炎球菌ワクチンの定期接種について、従来のニューモバックスNP(PPSV23)からプレベナー20(PCV20)へ変更されることが予定されている。

 本事業は、予防接種法に基づき国および地方自治体が主体となって実施する公的事業であり、医療機関はその委託を受けて定期接種を実施しているものである。

 しかしながら、当該ワクチンの切替に伴い、医療機関において既に購入・保管しているニューモバックスNPの未使用在庫について、費用補填や回収、取扱いに関する国としての明確な方針が現時点で示されていない。

 このままでは、制度変更という国・行政主導の決定によって生じた在庫リスクや経済的損失を、現場の医療機関が一方的に負担する事態となり、極めて不合理である。

 よって、下記の事項について、速やかに制度整備を行うことを強く求める。

一、

高齢者肺炎球菌ワクチン定期接種の製品切替に伴い発生する、未使用となったニューモバックスNP(PPSV23)の在庫について、国および行政が責任をもって費用補填を行う制度を早急に明確化すること。

一、

費用補填の責任を医療機関に負わせることのないよう、国が全国共通の指針を示し、自治体間で取扱いに差が生じない仕組みを構築すること。

一、

今後の定期接種ワクチンについては、医療機関に過度な在庫リスクを負わせないよう、国または自治体がワクチンを一括購入し、医療機関へ配布する方式への転換を検討・実施すること。

以上