医療機関の負担軽減を求める要望書

  • 2021年5月14日(金) 16:01 JST

2021年5月14日

厚生労働大臣 田村 憲久 殿

福井県保険医協会

会長  津田 武嗣

副会長 吉田 浩士

医療機関の負担軽減を求める要望書

 貴職におかれましては、国民医療の確保のために尽力しておられることに敬意を表します。

 さて、記載要領通知の別表1を見れば明確なように、摘要欄への記載を必要とする項目(コード選択)が膨大に増えました。「情報収集」「審査の都合」と思われる項目が大幅に増加しているようです。

 「摘要」欄記載のコード選択方式を導入した目的「事務負担の軽減、記載の合理化、効率化」に逆行しているのではないでしょうか。

 次のことを要望します。

一、医療機関の事務負担軽減、合理化、効率化を主体とした改定であること

一、改定後に全国の医療現場へヒアリングをおこない改定の効果を測定すること

第2波・第3波に備え、支援等の抜本的な見直しを求める(要望書)

  • 2020年7月27日(月) 10:35 JST
 2002年末のSARS、2012年のMERSを知っていた日本(世界)が未知のウイルスとは言え、新型コロナウイルスに、ここまで翻弄されるとは思ってもみませんでした。
 過去の経験・知識から、不測の事態に対応すべく備えは十分であろう・・と無心に国や行政を信じ切っていました。
 ところで、未知のウイルスと最前線で闘うことになる医療機関への国や行政の此処までの対応は的確かつ迅速なものだったと言えるのでしょうか。
 当会は、県下の医科および歯科の医療機関に実態・意識調査を実施しました。第2波・第3波に備えた行動(提案)をおこなうためです。
 第1波では”不測の事態”と言えば済んだかもしれませんが、来るべき第2波・第3波では”予測される事態”ですから”的確”に”迅速”に対応して頂きたいものです。

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公的な医療用備蓄の充実を求める(第1回調査より)
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次の課題が浮き彫りになりました
●もっと迅速な配給方法を考案する必要がある
●もっと配給量(備蓄量)を充実させる必要がある
●配給品目の修正(見直し)が必要である
●公的支援だから、県下の全医療機関への平等な配給が必要である
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「人・物・資金」に配慮を求める(第2回調査より)
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次の課題が浮き彫りになりました
●感染対策に人/物/時間を要するため、外来患者数が抑制された
●医療資源(病床/人員等)の確保ため、入院患者数が抑制された
●感染症/休校/移動自粛等の影響から雇用体制維持が困難になった
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~医療機関は社会保障を支える重要な役割を担っているから~
「資金」に特別な支援策を求める(第3回調査より)
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次の課題が浮き彫りになりました
●前月比で数ポイントの改善はみられるが原状回復ほどではない
●「新規開業」や「増収減益」等は支援対象にならない
●支援制度の内容を理解するのに困難である
●支援制度の申請手続きが複雑である
●どのような支援制度があるのかイマイチ不明瞭である